前川建築の中で講堂を作る

先日も講堂の話題でしたが、「前川建築を愛する会」主催で中央高校講堂模型を作るイベントを知り、申し込み期限を過ぎたのを、たってのお願いで参加させていただきました。

会場が、前川國男の処女作である木村産業研究所で、講堂で3年目の企画となるそうです。

模型の制作もしてくださった前川事務所に長らく務めた仲邑さんが講師でしたが、研究所の木村一族の中に中央高校PTA会長を務めた新吾さんという方がいて、ご縁ある方からの頼みで50周年記念で協賛金もたくさんあるなら引き受けましょうということになったのだそうで、同じ会長でも功績の違いに感嘆するばかりでした。

慣れない工作で時間いっぱいかかってしまいましたが、何とかできあがったので何よりでしたが、参加者同士教えあい助け合っての作業は楽しいひとときでした。

その中には、何人か現役3年生の姿もあり、「あと半年で卒業すると見られなくなるので」という思いを、ほほえましく誇らしく思いました。